2008年 07月 13日

もみじ

 父の葬儀の時、父と同業の若い方に、「ところで、おたくに紅葉の木はありますか」と聞かれました。
 なんでも勉強会のおり、父がその方を呼び止め「これをあげよう」と言って、紅葉の赤い葉を差し出したそうです。

 父の晩年、そばにいる事が多かった姪たちは直ぐにピンと来て、「ああ、はい、おじいさまの紅葉、、」と言っていました。
 我が家の入り口に数本の紅葉があります。毎朝仕事場へ行く車を待っている時、落ち葉を拾っていたのだそうです。

 父の身の回りのものを整理しました。辞書や、聖書、リンカーンの本、、ペラペラめくってみると、挟まれていた紅葉の葉が落ちます。しおり替わりに使っていたのか、誰かに差し上げるために押し葉にしていたのか、、

 父はきっとその若い先生を気に入っていたのだと思います。
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by kemosabee | 2008-07-13 11:38 | あばら屋暮らし


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