2014年 05月 05日
住宅地隣接の現場、木は大きく新築の可愛らしい家に向かって傾いています。 普通に切ったら家の2階部分はペシャンコです。 クサビやリギング(ロープで引っ張る)では倒れる方向を 修正しきれません。 素人は手を出さないのが無難と言うことです。 しかし、ナンチャッテアーボリストの血が騒ぐ。 てな訳で練習を始めた訳です。木登り。 倒すのではなく、昇って上から細切れにする訳です。 キコリさんの中には「サル」とか「そら」とか呼ばれる 異常に身が軽い人たちがいて、地下足袋と安全帯だけで 枝から枝へ縦横無尽に飛び移り、あっという間に木を解体 してしまいます。その様はまさに猿です。 キモサベはそのような資質に恵まれていないので、 西洋式のロープや器具を使ったシステムの助けを借ります。 道具好きのキモサベはこの辺にも惹かれてしまう訳です。 ロープ、ハーネス、連結具で構成される木登りシステム、 ロープが1本だったり2本だったり、 滑車があったりなかったり、 メカニカルな要素を使ったり使わなかったり、、、 無数のやり方が存在します。 しかし共通する要素、 核となる要素は「摩擦=フリクション」です。 オレンジのロープに巻き付けられた赤白ロープ、 あなたは地上30メートルでこれに命を預ける気になれますか?!?!?!?! ぶら下がった途端にスルスル、ズルズルと落下しそうです。 ところが奥さん、ビックリ! 下方向に力がかかっている限り、この結び目は300キロの巨漢でも支えてくれます。 力がかかっていない状態では結び目を握ってスライドさせることができます。 結び方は何十通りもあります。 巻く回数によって支えられる加重もかわります。 1本で引くのか、2本で引くのか、 支えるものは何か、重さはどれほどか、 最適なものを選択します。 てえことは結び方色々知ってて、結べなくちゃいけません、 すばやくね。 この小さな可愛らしい器具は上記の「摩擦結び」と同じ役目を果たしてくれます。 「摩擦結び」なんて信じられない、、だったワタクソは工業製品に頼った訳です。 しかし、どちらにせよ信じきるにはいたっておりませぬ。 木登り練習は器具やシステムとの、いや「摩擦」との 信頼関係つくりでもあると思うでR。 で、これらの役割は? です。 昇るのは当たり前に、脚や腕の力で昇るのですが、 昇った分を確保するために摩擦を利用します。 尺取り虫の「頭側の吸盤」の役目です。 この高さならねえ、恐くもないけろねえ、、 このくらいでも下見るとゾーーーーーー ふむ、それは分かったけろ、 そもそもロープを高いところにセットするのはどうするの? それは屋内練習に自信をつけたら屋外実地編で。。 木登り勉強中のキモサベですが、あるようでない初心者用の書物やらサイトやら。。 記事のないようには責任を負いかねます、ごめんなさい。 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村
by kemosabee
| 2014-05-05 14:09
| あばら屋暮らし
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湖畔のあばら屋でバセットハウンドのハンク、ターシャと暮らしています。結構過酷な生活。薪割り、大工仕事に励む日々。
脳溢血に倒れ一時は人生諦めたが奇跡の復活。オマケの人生怖いもの無し。さあ、次の事、次の事。 「キモサベトリオ」はノンジャンル・エンターテイメントを目指すバンドです。のんびりやります。 どうぞよろしく 最新の記事
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